妊娠中における胎児の脳の発育をサポートする作用がある葉酸は、妊娠初期から出産、そして卒乳までずっと必要となる栄養成分です。食事からも摂取できますが、吸収率が良くないため、病院ではサプリメントの摂取を勧めることが多いですし、

厚生労働省でも妊婦さんなら毎日400ugが摂取目安
と言われています。不足すると、赤ちゃんの脳の発育が遅れてしまうなどのリスクが高くなってしまうため、妊娠中には特に気をつけて確実に摂取することが大切です。

葉酸を取りすぎるとどうなるの?


しかし、過剰摂取してしまうと生まれた赤ちゃんに小児喘息が発症するリスクが高くなってしまうため、注意しなければいけません。一日の摂取目安量は400ugですが、食事からも積極的に葉酸を摂取していて、サプリも活用しているという妊婦さんなら1日当たり400ugを少し超えてしまうという事はあるかもしれません。
厚生労働省が発表している葉酸の1日あたりの上限値は、1000μgです。

そのため、少しぐらいなら小児喘息の心配はありませんが、サプリを過剰摂取して1日当たり1000ug以上を続けて摂取してしまうと、生まれてきた赤ちゃんが小児喘息を持っているリスクが高くなります。オーストラリアのアデレード大学が行った研究によると、そのリスクは1.26倍も高くなると報告されています。

Effect of Supplemental Folic Acid in Pregnancy on Childhood Asthma: A Prospective Birth Cohort Study


もちろん、小児喘息を引き起こす原因は妊娠中の葉酸過剰摂取だけにあるわけではありませんし、葉酸を摂取目安量の400ugよりも少し多いからと言って必ず小児喘息を発症するわけではないので、安心してください。

しかし、過剰摂取によるこうした小児疾患のリスクが高まることが分かっている以上は、できるだけ摂取量はしっかり守ることが健康で丈夫な赤ちゃんを産んで育てることにつながります。

またあまりに神経質になって、小児喘息のリスクを少なくしようと葉酸を一切摂取しないというのは逆効果です。妊娠中の葉酸不足は、母体の貧血や胎児の先天性障害のリスクが高くなってしまいます。サプリメントで適量の葉酸をしっかり取ることはとても大切です。ピッタリでなければいけないということはないので、サプリメントで400ugを目安に摂取するようにしましょう。サプリメントは、普段の食生活で葉酸を摂取することももちろん考慮して開発されているので、食事から摂取する分を心配する必要はありません。

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