健康な夫婦生活を送っているのになかなか自然妊娠しない場合には、不妊の可能性が考えられます。もしも男性側もしくは女性側に何かしらの原因があって自然妊娠しない場合には、いくら自然妊娠を目指して頑張っていても、原因を取り除かない限りは自然に妊娠することは難しいでしょう。しかし、不妊治療を受けることによって、不妊となっている原因を取り除くことができるかもしれませんし、そうすれば早い段階で妊娠して妊活から卒業することも可能です。

不妊治療に行く前に知っておきたいことの一つには、不妊治療はタイミングがとても大切という点があげられます。男性も女性も、年齢を重ねるとどんどん生殖機能は低下してしまいますので、妊娠力は低くなります。体外受精の成功率も年齢が上がるとどんどん低くなってしまいます。そのため、もしかしたら不妊かなと感じたら、できるだけ早くに夫婦そろってクリニックを受診することが必要なのです。

また、不妊治療を受けても100%妊娠できるわけではないという点は、最初に知っておかなければいけません。不妊治療にもいろいろな方法があり、それぞれ成功率やかかる費用などが異なります。医療機関の側としては、その夫婦の年齢や不妊の原因を考えながら、最も適した治療法を提案してくれますが、成功率が100%という治療法は存在していないことは理解しておきましょう。不妊治療を受けることによって、自然妊娠に挑戦するよりも妊娠率が高くなると考えながら治療に励むことが大切です。

経済的な負担についても知っておきたいですね。基本的に不妊治療においては健康保険が適用されませんので、かかる費用は全額自己負担となります。人工授精する場合には1回あたり2万円ぐらいの費用がかかりますし、体外受精や顕微鏡受精になると1回30万円程度の自己負担となります。費用を払っても確実に成功するわけではなく、何回トライしても成功しないというケースもあります。不妊治療を始める場合には、夫婦でお金のことも話し合いながら、何回トライして無理ならあきらめるという線引きをつけておくことも必要なのかもしれませんね。