妊婦検診を受けると、尿検査を行って尿蛋白がないかどうかを検査する機会が多くなります。尿蛋白というのは尿に含まれているたんぱく質のことですが、健康な人は妊娠の有無に関係なく蛋白が出ることはありません。

尿に蛋白が含まれてしまうということは、腎機能が何かの原因で正常に機能していないということとなり、妊婦さんの場合には自分の血液に加えて胎児の血液もろ過している腎臓の機能が正常に働いていないことは、妊娠高血圧症候群を引き起こしてしまい、妊娠の継続が難しくなってしまったり、母体に臓器障害や血液障害を起こすリスクも高くなってしまいます。

妊娠中の尿蛋白対策


妊娠中の尿蛋白は、食生活や生活習慣を工夫することが一番の対策となります。まず食生活では、塩分を出来るだけ控えることが予防策となるので、ラーメンやファストフードを食べる機会が多い人は控えるようにしたり、外食をするなら和食のお店を選ぶなど、工夫すると良いでしょう。また、塩分と同時に糖分を控えることも大切で、スイーツを大量に食べるのは腎臓への負担が大きくなってしまうので控えるようにしましょう。

運動不足に注意


ウォーキングやストレッチなど、簡単な運動を取り入れることも、尿蛋白対策や改善策となります。運動不足になると腎機能が低下してしまうので、無理をしない範囲で身体を動かしてあげるようにしましょう。仕事をしている人なら毎日の通勤や仕事中に動くことが運動となりますし、気候が悪くて外で運動ができない人なら、ショッピングモールの中を歩くという方法も良いでしょう。

尿蛋白になってしまったら?


妊娠中には体内の血液量が増えるので、腎臓にかかる負担は大きくなっています。そのため、尿蛋白は誰でも妊娠前と比べて出やすくなっているものです。もしも妊婦検診で尿蛋白が出ていると言われても、パニックにならずに食生活と生活習慣を見直すことで改善できる場合が多いので安心してくださいね。もしも重症の場合には、入院しながら治療を行い、経過を観察するとともに妊娠の継続に挑むことになりますが、早めに対策を講じれば出産まで自宅で過ごすこともできます。